重要用語

家族理論を理解する上で重要な用語、今日学ぶのは「例外の質問」です。

■ 例外の質問

クライアントがこだわっている問題場面を無視して、関心をそのイメージの裏側に向ける技法。

スケーリング:「まったくうつでないときを10、ここに電話をかけたときを0、今回はいくつ?」

例外を探してそのイメージを頼りにして小さなステップで目標達成に向かう。目標が達成されたらセラピーは終了。

問題は必ずしも解決と関係がない。


家族理論は今までの心理療法には珍しく全体を見る部分がユニークです。壁を一つずつ乗り越えていきましょう。
家族理論を理解する上で重要な用語、本日は「鏡映的摸倣技法」です。

■ 鏡映的摸倣技法

ミニューチンにより提示された家族療法的ブリーフセラピーの技法である。非言語的なコミュニケーションによって、治療者の目に映る家族の姿の通りに治療者が家族にかかわることで、家族との調和を図るものである。

言いかえれば、クライエントである家族構成員の示す身振りや姿勢、声の調子や表現のしかたに合わせて、治療者が表現することである。こうすることで、治療者を家族が受け入れることが可能となり、治療的介入が受け入れられやすくなる。すなわち、治療同盟を作り出すための技法であるといえる。


家族理論はその優しい考え方で多くの行き詰った家族問題の対処に役立ちます。焦らずに一つずつマスターしていきましょう。
家族理論を理解する上で重要な用語、今日お伝えするのは「ミラクル・クエスチョン」です。

■ ミラクル・クエスチョン

「仮にあなたが寝ている間に、奇跡が起こって、この問題が解決したらどんな風に変わっていますか」、セラピーの成功のイメージをつくるかけ橋。

望ましい将来の状況に向かって努力することは、問題がなくなるように努力することとは明らかに異なる。


家族理論は個人だけに問題を押し付けないので、解決の糸口が見つかりやすくしてくれます。全てが自分の糧になると思って楽しんでいきましょう。
家族理論を理解する上で重要な用語、今日は「オートポイエーシス」です。

■ オートポイエーシス

マトゥラーナ(Maturana, H.)やヴァレラ(Varela, F.)が提唱。システム論をベースとする家族療法カウンセリングの概念の最新のもの。

ナラティブセラピーの理論的支柱。連続的に自らを生み出し続けるネットワークのこと。


家族理論はユニークで楽しくなる考え方です。自分の可能性にわくわくしながら学べるといいですね。
家族理論を理解する上で重要な用語、今回は「世代関係図・ジェノグラム」です。

■ 世代関係図・ジェノグラム

家系図の観念に基づき家族の歴史を収集・記録するための技法。主に、ボーエンの提唱した精神分析的家族療法で用いられる。

クライエントは、自分の家族について治療者の質問に答え、家族関係や重要な出来事とその日付を記号を用いて図式的に示すことが求められる。

治療者は、この図で示された内容について面接を行うことで、過去と現在の出来事を結びつけたり、家族成員が特定の家族に対して持っているさまざまな感情や視点について確認することができ、家族神話を明瞭にすることができる。


家族理論は斬新でいたちごっとだった問題解決に役立ちます。迷ったら行動することを意識していくといいですね。
家族理論を理解する上で重要な用語、今日お伝えするのは「二重拘束説」です。

■ 二重拘束説

ベイトソンが1950年代に発表。コンテントの理解を不可能にするような矛盾したコンテクストがあるメッセージ。

眉をひそめて「こっちにいらっしゃい」:言葉は「おいで」、表情は「くるな」→言葉に反応すべきか表情に反応すべきか葛藤状態に陥るがどちらをとってもメッセージの発信者の意に沿うことはできない。

相手のいわんとすることを探り、敏感になり、自分の反応に慎重になる。このような関係が一定の関係で続けられるとその人との関係は脅威になり、犠牲者的な気分になる。

やがて、どんなメッセージにも二つの意味をかぎとろうとする習慣ができあがる。→葛藤の中で反応ができなくなり自分も巧妙な二重拘束のメッセージを創りだす。


家族理論は個人だけに問題を押し付けないので、解決の糸口が見つかりやすくしてくれます。自分の可能性にわくわくしながら学べるといいですね。
家族理論を理解する上で重要な用語、本日は「家族境界の種類」です。

■ 家族境界の種類

(1)明確な境界:メンバー間で支持、養育、包容、自由、個別性のバランスが取れていること。サブシステム間のかかわりや交渉、状況や発達などによる変化に適応できることを意味する。

(2)硬直した境界(遊離家族):システムは「自分でやる」か「煩わされたくない」かで動いている。他のメンバーの必要な援助に無関心。相互の関わりがうすい。家族外に支えてくれる人物を求める傾向。擬似的な家族関係を求め、所属の安定感を得ようとする。非行に向かいやすい。

(3)拡散した境界(もつれ家族):硬直の反対で纏綿(てんめん)状態の家族。誰もが誰の問題に首を突っ込みいつも他の動きを気にしている。あらゆる問題に全ての成員が引きずり込まれ混乱が生じやすい。子どもは能力を発揮する場がない。


家族理論はその優しい考え方で多くの行き詰った家族問題の対処に役立ちます。全てが自分の糧になると思って楽しんでいきましょう。
家族理論を理解する上で重要な用語、今日学ぶのは「リフレーミング」です。

■ リフレーミング

個人の症状・問題行動や家族の言動には肯定的な意味がると見なし、症状を知覚している枠組みや脈絡を変えるために言い換えること。

個人にとっての真実を、その人が持っている枠組みを変えることによって異なった意味にする作業。事実を変えることなく事柄の意味づけや価値判断を変えようとするもの。  

問題の意味を最も容易に解釈できるように、問題の概念的あるいは情緒的文脈を変えることで、クライエントの問題解決を促進させる技法。主に、戦略的家族療法や構造的家族療法などのブリーフセラピーとして用いられる。 v ワツラウィックなどによると、リフレイミングは、問題を「症状」として捉える。認知的・情緒的フレームから、変化は不可能とする考えに至らないようなフレームへと移し変えることが必要となる。治療者は、クライエントの示す問題と変化への抵抗を、示されるがままに受け入れた上で、これを道具に変えて変化を生み出すことに役立てる。


家族理論は今までの心理療法には珍しく全体を見る部分がユニークです。迷ったら行動することを意識していくといいですね。
家族理論を理解する上で重要な用語、今回解説するのは「コミュニケーション理論」です。

■ コミュニケーション理論

コミュニケーションの基本的考え方  

1)人間の行動は全てコミュニケーション。声の調子、姿勢、表情、ジェスチャーなど全て。 

2)コミュニケーションには情報(内容)と情報に関する情報(メタ・コミュニケーション:コンテクスト)の二つのレベルがある。 

3)人間関係は対称性(平等の交流:似たもの同士)か相補性(上下関係)でつくられる。どちらがいいというわけではない。 

4)個人は異なった方法で現実を切り取って見ている。人々のくり返す言動の連鎖は観察した人の認識によって理解され、経験される。 
5)問題はコミュニケーションのくり返されるパターンの中で維持されて起こる。


家族理論は今までにない問題のとらえ方で八方塞状態から抜け出すのに役立ちます。壁を一つずつ乗り越えていきましょう。
家族理論を理解する上で重要な用語、今日お伝えするのは「家族カウンセリング/家族療法」です。

■ 家族カウンセリング/家族療法

「家族を集めて行う心理療法」ではなく、「誰もが家族の一員である(全体の一部)ことを前提とした心理療法(関係療法)」である。

セラピーの形式ではなく、考え方が重要といえます。家族援助ではなく、家族との共同作業。

クライアントに共感し、その人の内的世界を理解し、その人が問題と考えていることを解決する手伝いをしようとすることは個人療法家と変わらないが、そのとき目前の人の関係する人々にどれだけ思いを馳せるかに違いがある。


家族理論は個人だけに問題を押し付けないので、解決の糸口が見つかりやすくしてくれます。自分の能力を開花させていきましょう。