講座メモ

家族理論を実践に活かすための講座、今回は「ソリューション・フォーカス・アプローチ」の講座メモです。

MRIがClに対して行ったアンケート「何回の治療で治りたいか?」平均は4~5回にもかかわらず、半年から一年以上かかっていた。

Brief Therapyが発展した背景:保険会社が精神分析(時間がかかる)とBT(短期)の効果をユーザーベースで確認した結果、大差はなかった→5回とか10回までしか支払わないと決めた。

書籍:「21世紀の心理療法」やり方、理論は異なるが目指すものは同じではないか 変化は常に起こっている。例:授業で学生がつまらなさそうに下を向いている→先生がそれを察知しておもしろい話をする、それによって先生は操作されている。

面接の予約をしたときと、当日ではほぼ100%状態はよくなっている。一度も先生には会わずに予約してはキャンセルを15回ほど繰り返し回復したClがいた。後日連絡があった→常に人間は悩みを軽減するリソースを持っている。 例外:問題がある日常が当たり前になっているから「上手くいったとき」は例外となる。

不登校:母がぎゃんぎゃん言っても起きないのであれば→ボディープレス、水かけなど何でもいいから変わったことをして異なるパターンを実践する。

私は悪くないけど(コンプレイナント60%)、ちょっとのぞいてみようかな(ビジター20%)、状態がよくなれば嬉しいし(カスタマー20%)というパターンが多い。

「がんばり屋さんですか?」:前向きに物事を解決していることを評価した物の言い方。

エリクソン:面接を全部録って秘書にテープをおこさせ、キーワードをピックアップしていた。各Clのよく使う言葉を意識しながらすすめることが大切。

Clの歴史など、アセスメントによりどのように語るのか、どう考えているのか、物の考え方を理解しようとすることが大切。

引き算を前提とした目標設定はしない。足し算の設定をする。「うつを失くす」→引き算、「週に3回以上学校に行く」→足し算
家族理論の理解が深まる講座に参加したときのメモ、「家族の発達と病理」です。

家族をどうとらえるか?
1. お父さん、お母さん(個人)元気?:個としてとらえたときの表現
2. 集合体(父母子):いろんな役割を持った集合体
3. 制度として:一夫多妻制、文化が異なると制度も異なる。


制度とは生きていく上での約束事→守らないと制裁を受けたり、心理的な負担になる→不快感、つまり不快感と価値、規範とは強いつながりがある。

一妻多夫:インドのトダ社会:長男の妻は二男、三男の妻でもある(兄弟型一妻多夫社会)。妻は情夫をもってもよい→日本であれば怒りや悲しみが起こるところだが、この社会では当たり前→人間は育った環境の文化、規範を内在化(超自我)して成長していく。生まれた子どもの父は兄弟全員と考える→文化が違うと制度が変わる。

4. ネットワークとしての家族:それぞれが別々の場所に住むが情はつながっている。

生まれたばかり:気質のみ、衝動的欲求のみで、優しさ、暖かさ、内外性はもっていない=心理的には白紙の生物有機体=人間白紙説→母子間を通して衝動をコントロールし、信頼感、自律間を得ていく→2歳ぐらいになると膀胱、肛門の括約筋が使えるようになる→それを母から「よくやったねー、垂れ流しじゃないねー」と褒められることにより心理的報酬を得てもっと褒められる行動を身につけるようになる。

家族は心の形成基盤
家族体験
①結婚するまでの父母兄弟姉妹との経験:定位(原)家族体験
②生殖家族体験:結婚してから自分が作り上げていく

①は②に持ち越されていくが、夫婦関係は時に妥協しながら作り上げていくもの。持ち込みっぱなしの夫婦が問題を起こしている。味付けや役割など。
家族理論の理解が深まる講座に参加したときのメモ、「家族臨床事例研究」です。

Joining:家族の他のメンバーはどのように考えているか理解する。個人に対する傾聴、受容も大切だが、メンバー全員が話をする機会をもつ。せっかく来たのに不満が募るだけ。

Enactment(エナクトメント:実演):せっかくメンバーがいるのでやってみさせる。話しの切り替えをすることが大切。モードの変換。メンバーがいることのメリットは大きい。それだけで変化が起きる。

リフレーミングの注意:「不登校でもいいのだ」という説明をする場合、きちんと肯定的に説明できないと納得しない。→親は普通じゃなくなったことに悩んでいる。家に子どもがいることにはこういうメリットも確かにあるなということが母親が実感できないといけない。

円環的視点:自分なりに説明できてこそ意味がある。自分の脳のしくみを知っているのは自分だけ。どれだけ最新のMRIをとっても画像でしかない。CLについても同じ。認知症になっても昔聞いた歌がでてくるのは、感情を旧脳(脳幹の扁桃体あたり)が覚えているから。夏の暑い時の草のにおいで覚えている。例:自分が家族相談士になろうと思った強い動機は、死ぬまで消えない。感情脳にすりこまれている。

円環的質問法:お二人、皆さんはこの拒食症に関してどのようにお考えですか?お父さんはお母さんの考えについてどう思いますか?この中で一番辛いと思うのは誰でしょう?視点をあちらこちらに動かすことで様々なものが出てくる。

例:「娘のことについてお互いは全く意見が違う」→「といいますと娘さんについてお互いに意見が異なるということに関しては一致しているわけですね」→いつも意見が違うということに同意、確認できることが大切。→「いつもしてきた怒鳴り合う悪循環ではなく、今までの日常生活とは違うことがあの面接場面では起こったね、何かよかったね」という不思議な感覚は残る。記憶としてはっきり思い出せないが、何か不思議な時間だったなと家族の誰かが感じられれば、変化が起こり始める。
家族理論を学べる講座のメモ、今回は「家族カウンセリングの理論」です。

家族力の基本となる理論をしっかり押さえる必要がある。

家族:互いに影響し合って存在。人間界も同じで誰々のせいでこうなった。私の責任だ。→いろんなものがぐるぐる回ってつながっている。家族カウンセリングとはそういう見方をしてみませんかという考え。

心理学の50年~60年は個人をどう助けるか?そのための原因追求理論でできている。
1)個人の内的世界を変換させることが目的
2)子どもに関わっている人が関わり方を変えることを目的。母親への教育、カウンセリングなど。母を子のカウンセラーとなるようにする。

胃が痛い→1)食べ過ぎ、2)病気、3)ストレス 痛みは止められるが根本的な理由は一つでない場合が多い。不登校といっても同様に多数ある。特定するのは難しい。

遅く子どもが帰宅する→常に同じ混乱の仕方をするわけではない(慣れてきたり、門限を設定する)
不登校の子がおかしい:この社会がおかしいというメッセージを送っているととらえることもできる。→IP(患者とされた人:サインを出した人)は一人を原因と考えるのはおかしいと考えたからこそ。

誰かのせいでつまずくのではなく、システムの中の弱い人に症状が出てしまっただけであり、変化が必要ですよというメッセージ。(アトピーで体の弱い部分に症状が出るように、原因は腸、食生活、住環境、ストレスなど多数考えられる)

ミニューチン:「夫婦は家族を作ろうと思って始めたのだから同盟ではなく連合であるべき。」ただ好きだから結婚、年だからではうまくいかない。

境界がもつれているとは? 例:子どもに対する質問に母親が答える。Co.がその家族の理想とする形を意識することが大切。

情緒システム:泣くことで快/不快を表現することができなかったのが、悲しみ、憂うつなどに分化していく。→ 知性システムに分化が起こることで社会性が身についていく。

分化1)情緒システムから知性システムに分かれる、2)家族から自立していく
家族理論を学ぶために受講した講座メモ、今回は「生涯発達と家族」というタイトルでした。

生涯発達(life-span development)
成人期や老年期などを含む人間の一生涯の変化の過程が扱われる。 従来の発達心理学は、主に子どもから青年期に至るまでの上昇的変化を対象にして発達段階の特徴やその移行の過程を捉えてきたのに対して、それらを全生涯的な発達のなかで見直していくという、メタ方法論的な側面も含みもっている。「知恵」「熟達」が重要なキーワード。

関係の中にいる人間、その関係性に注目する。例:少年少女ではなく、学校というシステムの中にいる人と観ていくことが大切。無我から考える:親がいるから自分がいる。縁起の法は関係性を示す。キリスト教:信じなければ始まらない。目覚めさせるのではない。

1.結婚生活・親となること
最初の一年は模索の時期。問題があって当然。夫婦発達になくてはならないこと。結婚が夫と妻を作ることを理解できるとだいたいうまくいく。コミュニケーションにおいて否定的な言葉をなくす。それでは駄目だ。やめろ。→このほうが好きなんだ、こうすると嬉しい。

子を持つことで質的に変化。喜びがあると同時にストレス。初めて子ども出産するときは、健康に産むことだけが目標となってしまいがちだが、その後がもっと大変。ストレスがよりいい関係を作るきっかけとなる。人間は両性具有なので、ときに役割を交代するのもよし。年をとると妻が強く支えるケースが多い。

親との関係:同居、別居は関係ない。お互いに自立できているかが大切。親も同じ。

関係の持ち方:日本はべったりか全然なしと極端。絶対的な個は存在しない。例:絶対的な教師は存在しない。生徒がいるから先生になる。生徒が聞いているとよりよい講義となり、そうでないと迷いが生じる。つながることで大きな力が生まれる。欧米は神が一人ひとりを作ったことがベースなので、自己と他人をどう結びつけるかを子どもの頃から教えられている。キケルゴール「自己否定的関係」お互いに自己を否定した関係があってこそうまくいく。個を出すとぶつかるのがあたりまえ。「好きだ」で一心同体と思ってもそうはいかない。違いに気づいたとき気楽になれる。

日本:敷居は高いが家に入れるとプライベートの空間まで開放。現在表面的には欧米的、でも内面に日本的なものを抱えている。

欧米:多くを受け入れるがプライベートの空間には入れない。

2.中年期の夫婦関係と空の巣症候群(empty nest) 空の巣になりやすいケース: 1)親と子の密着が強いと起きやすい。2)夫婦仲がよくない、子は鎹であった場合 → 空の巣は役割移行の時期

夫婦仲は常に再構築し続けることが大切。常に創造的につながっていることが求められる。日本:縁があったから一生これが続くのだ。人間は変化の中にあることを意識すること。カウンセリングの中で、激動の中であなた達はうまくやっていきたい?うまくやりたいならどうすると良い?離婚が悪いとか、「そんなことはあっちゃならん」と考えるのは×。主体的に舵をとっていくにはどうしたらよいかを考える。

現代は主体性が必要。流れに乗るのではなく、自分で決定していくこと。 子育ては一つの社会的役割、これから社会を担う一部を育てているわけだから。所有物ではない。しっかりした人間を育てる。

子育て後に①社会的役割を持っているかが空の巣にならないために重要。NPO、ボランティアなど、②自己実現をすることがある、旅行、何かを極める。

単に仕事の経験を積むのではなく、人生全体を見渡してどんなことをしていきたいかを考えていく。「未来を見つめ、現在を生きる」のが真のキャリア形成。(ミッションをもつこと)①②を考えずに漫然と生きていると老後苦労する。昔は早い死が解決したが、今はより長く生きる。女性の4割は90歳以上まで生きる。
家族理論を学ぶために参加した「家族ライフサイクルと危機管理」と題する講座のメモです。 レーガンが政権を取るとき、ベトナムの後遺症で戦った父と反対する子どもの葛藤があった。レーガンの奥さんがHome Sweet Home(峠の我が家)政策を掲げる。温もりのある家庭を回復しようとする。離婚を予防するためにFree Pre-maritalカウンセリングを導入。

「疑わしき母性愛」によると1930年代は20代までにほとんどの女性は子どもを産んでいた。第二次大戦前までは子どもが12、3歳で家から出なければならないことが多かった。父母への思慕が募り、感謝の気持ちが芽生えてくる。

オフモーロフ(?)公爵症候群:帝政ロシア時代に作られた言葉。平均的な3歳児などいない。大学で学んだことは違う。保健所での経験。最近は言語化しようとする、理屈っぽい母親が多い。夜尿、指しゃぶりはほっとけば治る。考えすぎる。七五参は三歳でお兄ちゃん、お姉ちゃんになるからしっかりしようね。と周りが祝ってあげることで指しゃぶりがとまる。ばあちゃんの教えを大切にする。五歳では男の子と女の子になるとはどういうことかを教える。大学なんかない時代でもうまくやってきた。

ライフタスク:課題に取り組み健康を維持する。E. H. エリクソンは高校を出ただけ。50歳からハーバードで10年働き心理学者なのにNewsweekの表紙を飾ったこともある。画家であった。

赤ちゃん:歯が生えてくると乳首を噛む。自分のものと思っているから。しかし母が嫌な顔したり、やめてということで一週間ぐらいするとうまく飲むようになる。不信感:普段はにこにこしていて、皆にかわいがられるが、たまに散歩中に高校生ににこっとしたら睨まれたりして、そればかりではダメだ、不信感も大事だということを覚える。アルコール依存はカウンセリングでうまくいかないケースが多い。わかっていて繰り返す。言語以前の口唇期に問題があるから。

例:乳児心理学を研究した院卒の母28歳、4ヶ月で一番健康的で笑顔が多い。離乳食指導後、食べさせたものを赤ちゃんが吐くこと(よくある)を心配し、強引に食べさせ続けた。ミルクも飲まなくなり、母が抱いても嫌がるようになった。たまたまその話を聞いた先生が入院をすすめ何とかなる。生後一日で母の声を聞き分けられるぐらい赤ちゃんは敏感。母も赤ちゃんに合わせて変わる必要がある。

基本的信頼感は求めてきたら応えることで得られる。でも笑顔で応えない人間には注意しようとすることを覚える。小学生ぐらいで全ての教科で秀でているのはあとでがたがたになる可能性が高い。うまく出来ない部分があって当たり前。自律 対 恥:おむつのとき「くさい、やっちゃたねー」とか言われることで恥を身につける(それまでは皆かわいいと言ってくれたのに)自分のやること(気持ちのいい排泄)は他人の迷惑をかけているのでは?と気づくことで気遣いができるようになる。10代は親を批判して当たり前。いろんな家族をみることで、将来について考えさせる。学童期:仲間から認められることにより、適格感を身につける時期。互いにめんどうを見合う。

無理に男の子の集団に女の子を入れる必要はない。一生懸命やるがうまくできない部分もある(劣等感)。いろんな人と関わらせるとよい。青年期:命をかけて価値あるものを見つける→忠誠。対人関係能力はCOとではなく他人と関わることで身につけさせること。オームの人間は命をかけたが、かけ方に問題があった。日本ではここが抜けている。「自分にとって価値のあるものを見つける」

村八分:2分は付き合う①家をなくした場合、②葬式、黒白で分けなかった。悪か善ではなく命に対してうまく危機管理が出来ていた。異教徒を全て殺そうという文化とは根本から異なる。「15歳になったら家から出すべし」という法律を作るのもよし。

ハネムーンは本来これから家族を築く二人が家庭のルールを決めるために親から離れてしばらく過ごす。結婚は一度死ぬこと。新たなルールを作りあげる。アマゾンの未開人でさえそんなことは実践している。親、兄弟が口出しするからおかしくなる。本当に困っていたら助ければよい。社会的に離婚を容認しすぎるようになった。旅行会社、式場は儲かる。アメリカは離婚後、集まりなどにパートナーが必要なため、すぐ相手を探す。焦って結婚し同じことを繰り返す。現在の日本は反抗期になっても反抗しないように親がしつけている。金での取引きはいずれ爆発する。援交は単に性欲が強い時期にいるだけ。育児相談所などそうひんぱんに利用せず子どもをしっかり見る。何を感じ、それをしてあげる。