家族臨床事例研究

家族理論の理解が深まる講座に参加したときのメモ、「家族臨床事例研究」です。

Joining:家族の他のメンバーはどのように考えているか理解する。個人に対する傾聴、受容も大切だが、メンバー全員が話をする機会をもつ。せっかく来たのに不満が募るだけ。

Enactment(エナクトメント:実演):せっかくメンバーがいるのでやってみさせる。話しの切り替えをすることが大切。モードの変換。メンバーがいることのメリットは大きい。それだけで変化が起きる。

リフレーミングの注意:「不登校でもいいのだ」という説明をする場合、きちんと肯定的に説明できないと納得しない。→親は普通じゃなくなったことに悩んでいる。家に子どもがいることにはこういうメリットも確かにあるなということが母親が実感できないといけない。

円環的視点:自分なりに説明できてこそ意味がある。自分の脳のしくみを知っているのは自分だけ。どれだけ最新のMRIをとっても画像でしかない。CLについても同じ。認知症になっても昔聞いた歌がでてくるのは、感情を旧脳(脳幹の扁桃体あたり)が覚えているから。夏の暑い時の草のにおいで覚えている。例:自分が家族相談士になろうと思った強い動機は、死ぬまで消えない。感情脳にすりこまれている。

円環的質問法:お二人、皆さんはこの拒食症に関してどのようにお考えですか?お父さんはお母さんの考えについてどう思いますか?この中で一番辛いと思うのは誰でしょう?視点をあちらこちらに動かすことで様々なものが出てくる。

例:「娘のことについてお互いは全く意見が違う」→「といいますと娘さんについてお互いに意見が異なるということに関しては一致しているわけですね」→いつも意見が違うということに同意、確認できることが大切。→「いつもしてきた怒鳴り合う悪循環ではなく、今までの日常生活とは違うことがあの面接場面では起こったね、何かよかったね」という不思議な感覚は残る。記憶としてはっきり思い出せないが、何か不思議な時間だったなと家族の誰かが感じられれば、変化が起こり始める。